自分用の備忘録。サイレント加筆修正多め。こんなイメージで描いてるのか~くらいのテンションで読み流していただけますと幸いです。
人以外の形をしたキャラクター設定はこちら↓
▷くうざえもん ▷たこりんご ▷リコッタ ▷雲獣 ▷クロワッサン
◇明仄の街
《架空の街》
空中に浮かぶ道路や現代日本に似た建築物が存在する、雲が漂う平行世界。地球上にはない場所だが、重力と昼夜があり、太陽の昇る時間帯は地球と同様の空模様が広がり、夜は大きな月が浮かぶ。
かつては“雲粒から生まれた人に似た生物が住む、明仄市に似た国”だったが、突如現れた巨大な雲に覆われて住民が消えてしまった亡国。架空の街の雲の一部は、その魂の塵からできている。
現在は災禍から逃れた者が、各々自己を保ちやすい形状(鳥、うさぎなど)になり点在している。《四季屋敷》という空の順行を見守る観測所に住む者、《雲獣》といった生物もいる。
《明仄市》側からは“明仄川と明雲神社を繋ぐ横断歩道”より、満月の日にのみ渡ることができる。なお長時間滞在すると、雲散霧消してしまう。
また、多過ぎる塵は結びつきの強い明仄市の空模様に干渉するので、《明仄市》にいる《架空の街》の者が常に見回りをし、曇りを晴らしている。
明仄市に伝わる伝承では、夢心地になるような美しい景色を例えて“うわのそら”といわれる。
◆紫雲 霳斗 (しうん りゅうと)
《架空の街》出身の雲粒。雲を通して《明仄市》と《架空の街》を自由に行き来出来る存在。
活発で、無邪気で掴みどころのない性格。趣味は行き先不定の遠出。特技は勘で天気を予測出来ること。
現在は《明仄市》に在る明雲神社に住み、両界隈の見回り・不安定な塵の清浄・雲獣の世話などを引き受けている。
明雲神社の紫雲家の末っ子として扱われており、家族構成は、祖父・祖母・父・母・姉・兄・兄・姉。外見はこの家族に似させている。明仄中学校2年3組、いて座の男子。《明仄伝承研究会》所属。得意教科は体育と理科(の地学だけ)。得意料理は雲呑(ワンタン)スープ。
◆夕凪 喬 (ゆうなぎ きょう)
明仄中学校2年3組、やぎ座の男子。《四季屋敷》の関係者で、霳斗と《架空の街》のことを理解している人間。短気で頑固だが、面倒見の良いリーダーシップ溢れる頼れる男。そこそこのイケメンで美意識が高く、長髪は趣味。幽霊やオカルトの類が苦手だが、《明仄伝承研究会》の話には興味がある。好きなものは、高いところと高得点と甘いもの。趣味はお菓子作り。実家は地元で有名な地主で、そこそこの屋敷に住んでいる。
◆嵐坂 景成 (あらしざか かげなり)
関西弁のちゃらい雰囲気のお兄さん。24歳うお座。明仄中出身。後輩である弦仁宅に居候中。趣味は明雲神社近くの喫茶店『あかつき』に入り浸ること。無職。
《架空の街》出身で、霳斗よりも先に明仄市にて務めをしている。明るく温和な性格。料理と、手足が出る系のケンカが得意。頭を使うことが苦手。左目の下に大きな傷がある。
◆吹原 弦仁(ふくはら げんじ)
総合芸術大学の音楽学科でピアノを専攻をしている男子。《架空の街》のことを理解している人間。21歳おうし座。明仄中出身。マイペースで表情をあまり出さないが、負けず嫌いな性格。立場を考えて喋るのが面倒なので、常に敬語で話す。夕凪家が管理をしているアパートに、嵐坂と住んでいる。学業の傍ら、明仄市内の音楽教室で受付のバイトをしている。趣味はピアノ演奏と、日曜朝の特撮番組を観ること。力持ち。重度の方向音痴。好物は紅茶とコーヒー。
◆大河 昂晴 (たいが こうせい)
明仄中学校2年3組、おとめ座の男子。《明仄伝承研究会》の会長。おとなしい性格で、人当たりが良い。隆斗のツッコミ役。オカルトは信じてないが、話を聴くのは好きな方。趣味は情報収集とお絵描き。得意教科は国語。父親が経営する喫茶店『あかつき』の手伝いをよくしている。家族構成は父・小説家の母。
◆香ヶ崎 百華 (こうがさき もか)
明仄中学校2年1組、おひつじ座の女子。《明仄伝承研究会》所属。樹奈の親友で、彼女に誘われて所属することになった。昂晴とはズッ友。空手家で、体術に長けている。普段はおっとりした性格だが、スイッチが入るとギラギラした性格になる。苦手教科は体育(球技と水泳が出来ない)。
◆三嶌 樹奈 (みつしま きな)
明仄中学校2年1組、ふたご座の女子。《明仄伝承研究会》所属。陽気な性格でおしゃべりでにぎやか。噂話と尊いものが大好物。日焼けが嫌い。昂晴と百華と一緒に行動することが多い。
《明仄市 (あけぼのし)》
人口約5万人の日本の小さい市。方言はほぼない。土地は隣の市との境界になっている“明仄川”“第二明仄川”に挟まれている。川は大きな堤防で囲われており、隣の市とは鉄橋で行き来できる。街の真ん中に駅があり、駅周りだけは栄えている。明仄川を越えた隣の都市には、大規模の総合芸術大学がある。
天気と雲の神様を奉る“明雲神社”が密かな名所。明仄川の堤防横の道路を挟んですぐ側の高台にあり、神社からは明仄市一帯と、川向こうの隣の市が眺められる。
大きな事件事故は起きないが、かつて大昔には“神隠し”の伝承があった。現代では“明仄川と明雲神社を繋ぐ横断歩道を、川方面に渡ると神隠しに遭う”とネットで噂になっており、他所のオカルト好きがよく見に来ている。
《明仄伝承研究部》
明仄中学校に代々伝わる、明仄市と“うわのそら”を調べる研究サークル。隆斗・昂晴・樹奈・百華が所属している。かつては嵐坂と弦仁が所属していた。
明仄第一中学校の社会科資料室の一角が部室だが、明仄川の堤防、喫茶店、明雲神社等、フィールドワーク(?)が多い。
◇ミナヅキ研究所
ファルベフルグランド大陸のレブルアントにある政府管轄の小規模研究施設。主に”レブルアントのケモノの分布と環境”を研究している。
小高い丘に建つ灯台付の小さな施設だが、深い地下階に各研究所より受け継ぎ集めた書物を大量に貯蔵している。
所長はコウガ=ミナヅキ。くうざえもんとたこりんごも住み着いている。
◆ユーゴ=ミナヅキ
親の研究室兼自宅である、ミナヅキ研究所で助手をしている少年。おだやかな性格。怒らない。いつも機嫌がいい。得意なことは、生物全般を手懐けること・家事全般。苦手なことは、人の気持ちを察すること。趣味は散歩。アウトドア派。
◆トウゴ=ミナヅキ
ユーゴの兄。所長の息子。研究結果をまとめるプロ。地下階のこもりびと。いつも怠そうで趣味は寝ること。背が高い。くうざえもんとたこりんごに懐かれている。
◆シエナ=アールグレイ
研究所のナンバー2。留守がちの所長に代わって所内を仕切る頼れる姉貴。トウゴの学生時代からの同期。自分にも他人にも厳しい性格。趣味は紅茶を飲むこと。
◆ライチ=ローズレッド
ミナヅキ研究所に出資している富豪家のお嬢様。ユーゴの幼馴染で想いを寄せている。喜怒哀楽が濃い、少しおっちょこちょいな性格。趣味はお絵描きや写生、妄想。家事が苦手。
◆グレアス=アゴネア・スカーレット
研究所の近くの森の中のツリーハウスに住む何でも屋で、研究所の用心棒の偉丈夫。通称“おやぶん”。研究所の近くに来る前までは、ケダモノ(この世界のよくない獣)討伐専門の傭兵をしていた。強気で頑張り屋、ツンデレだが面倒見が良く情に厚い性格。器用でなんでもこなせる。資金繰りに苦労しているせいか、金にうるさい。おっさんくさいが、年齢はユーゴのちょっと上くらい。ケダモノ討伐の際は柄の長い斧を扱う。好きな食べ物は甘いもの全般。趣味は筋トレ。苦手なものは、蛸及びたこりんご(ユーゴ以外には知られていない)。くうざえもんになつかれている。
◆フェンネル
《翼獣族》のオス。移動・配達担当。グレアスの古くからの相棒で、ツリーハウスに一緒に住んでいる。ヒトと同様に話すことが出来る。細かいことは気にしない、おおらかな性格。好きなものは女の子と林檎。趣味は陽だまりでの昼寝とシエナのパシリ。
◆エイジ=シェスタニア
身体能力が異常に高い種族《ケモノビト》の少年。大陸の国の1つのグリーカニンで祖父が所長をしている『シェスタニア研究所』の(一応)研究所員。研究所へ来る研究者の護衛役として働いている。粗暴で大雑把な性格。我慢と細かい作業が苦手。辛い物が好き。喋りが苦手なのでぶっきらぼうな対応をするが、ケモノには優しい良いやつ。ケモ耳の位置は人間と同じところ。
◆シュン
神獣族の子。素直で真面目な性格。丁寧語・敬語を使う。特技は風を使った魔術。好きなものはふわふわした白いパン。苦手なものは騒がしいこと。趣味は空を眺めること。
《神獣族》
ホワイティノが出来た当初から存在する種族。長命で成長が遅い。種族の特性で“その時代の最も多い種族の姿”に生まれる為、現在の一族はヒトの姿をしている。世界の在り方の研究・見聞を広げる為に旅に出る者が多い。神獣の特性で魔術を扱え、行く街々で手品のような芸を披露して食を繋いでいる。
◆その他の設定メモ
《ケモノ》自らの意思を持ち生活する生物。翼獣、神獣、ケモノビト・・・など色々な種族が居る。人は人獣と呼ばれていたが、現在は『ヒト』と呼ばれている。
《ケダモノ》ケモノを攻撃し食らう生物。黒っぽい肌に蛍光色の模様、大きな口を持つ。形、強度は様々。体内に核が1つある。
《大陸の世界観》
1年=500日。1年=12ヶ月。1週=10日。漢字圏だが人名には使わず、主に物や名詞に使われる。通貨は¥(えん)。
主な通信手段は、手紙や荷物を運べる伝書獣、ヒトが配達する手紙系。
国によって異なるが、学制は6(6歳からで義務教育)・3(選択自由)。その後にルーパリップにある専門学校を選択出来る。
《ファルベフルグランド》
レブルアント…ヒト以外のケモノがたくさん住んでいる。田舎。多くの島で成り立っており、その中にアイジロタウンが含まれるアオイアイルという島がある。
グリーカニン…自然豊か。ド田舎。ヒト以外のケモノが多く住む。
ジレッドニズ…多数の城と城下町で構成される国。人口多め。ケダモノが多く出現するので、討伐する為の傭兵稼業が盛ん。
ホワイティノ…遺跡や神獣の伝承が数多くある、異国情緒溢れる国。ヒトは少なく、それ以外のケモノが多く住む。
ロイエルーガ…農業に適した気候の国。農家が多い。ごはんがおいしい。
ルーパリップ…学術機関が集中している。やや都会。
ブリュックア…政府の本部がある。ビル等の建造物が多い都会。